川崎病とは
川崎病とは、昭和42年、日本赤十字病院小児科に勤務していた川崎富作先生が報告したのが初めで、当時は「急性熱性皮膚粘膜淋巴腺症候群」と言われていました。現在は川崎病と言われていますが、発見者である川崎富作先生に由来し、川崎公害とは無関係です。川崎富作先生は、現在も日本川崎病研究センター理事長を務め、川崎病の研究を続けています。
川崎病は、急な高熱、発疹、目の充血、頚のリンパ腺や手足の腫れ、皮膚が剥けるなどといった症状が見られ、当時の病名「急性熱性皮膚粘膜淋巴腺症候群」は症状そのものを表していました。
発症から1~3週間後、冠動脈に動脈瘤ができ、心筋梗塞により突然死を引き起こす危険性もあるとされています。川崎病は現在も原因不明とされ、根本的に完治することは困難な病気です。
しかし、研究と医療技術の進歩により合併症を抑えることができるようになりました。後遺症が残る割合も年々減少し、退院後には日常生活に戻ることができるようになりました。後遺症がなければ、運動制限などといった学校生活における制限も不要です。
社会の認識不足で、不要な制限を受けてしまうケースもあるようですが、主治医の指示に従い、主治医から説明してもらうことで、こういった偏見がなくなるようにしていかなければなりません。