麻疹
麻疹は、麻疹ウィルスの感染による、たいへん感染力の強い病気です。潜伏期は10日~2週間ですが、潜伏期より感染力があり、発疹が表れて1週間まで持続すると言われています。
麻疹の症状は、咳や鼻汁、めやにを伴う38度~39度の発熱が3~5日間続き、短期間解熱する時期があります。再度熱が上昇すると同時に発疹が首や耳の後ろに表れ始めます。2度目の発熱は40度を超える場合もあり、発疹は全身へ広がりを見せます。成人での麻疹の発病においては、腹痛、黄疸、肝機能障害などを伴う場合があり、重症化しがちです。乳幼児においても肺炎や脳炎といった合併症を発症する場合もあり要注意です。
麻疹の予防接種対象は、第1期(1歳児)、第2期(就学前1年間)とされていました。2008年4月1日より5年間の期限付き(~2012年)で、第3期(中学1年生)、第4期(高校3年生)が加えられました。最近、10代~20代での感染が多くみられ、教育機関の閉鎖など社会問題となった経緯があるようです。
発疹が表れる1~2日前にコブリック斑と言われる小さな白色の斑点が頬の粘膜に表れます。初期の段階では川崎病に類似する点もあり、川崎病も疑われるケースもありますが、このような症状と合わせて、麻疹と診断されます。