口腔内のサンギウスレンサ球菌やヴィリダンスレンサ球菌

川崎病の原因は明らかにされていないのが現状で、現在も研究が続けられています。口腔内のサンギウスレンサ球菌やビィリダンスレンサ球菌については、考えられるさまざまな要因の中でも特に注目されているようですが、原因微生物として特定されていません。その他にも溶連菌、ブドウ球菌などの細菌感染が疑われたこともありましたが、原因微生物として特定には至りませんでした。


球菌とは、細胞の形が球形を示す原核生物を言い、細胞配列の違いによりレンサ球菌、双球菌、四連球菌、八連球菌、ブドウ球菌に分類されます。レンサ球菌は、細胞分裂において、2回目の分裂面の方向が1回目と同じ場合、配列が直線状に連なりレンサ球菌となります。レンサ球菌は溶血性によりα、β、γの3つに分類されます。


・α溶血性球菌とは、肺炎球菌や緑色連鎖球菌(ヴィリダンス)などがあげられます。

・β溶血性球菌はさらに、A群β溶血性レンサ球菌、B群β溶血性レンサ球菌の2つに分類され、A群β溶血性レンサ球菌はいわゆる溶連菌を言い、B群β溶血性レンサ球菌は消化管内に常在する菌で、細菌性髄膜炎や敗血症を引き起こします。

・γ溶血性球菌は、口腔内に常在する菌で、サンギウスレンサ球菌などがあります。サンギウスは、ベーチェット病患者に認められるレンサ球菌です。

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