猩紅熱
猩紅熱とは、喉の痛みを伴って高熱と、全身の赤い発疹が特徴の急性伝染病です。
原因は、溶血性連鎖球菌いわゆる溶連菌で、飛沫感染により晩秋から春にかけて流行します。主に子供の間で流行し、幼稚園や小学校で集団発生しやすい病気です。昔は治療法も確立されていなかったため法定伝染病に指定され、死亡する例もありました。現在では抗生物質などによる治療法も確立され、法的規制は行われていません。
症状は、2~5日の潜伏期の後、喉の腫れと痛みを伴った39度前後の発熱が見られます。発熱より1~2日後、かゆみを伴う赤い発疹が首や胸から全身に表れます。吐き気や腹痛、頭痛、筋肉痛、関節痛、首のリンパの腫れなどの症状を伴う場合があるようです。更に発疹より1~2日後、苺舌の症状が現れます。
苺舌が猩紅熱特有の症状ですが、川崎病の症状と類似する点でもあります。発疹より3~4日で皮が剥ける症状が表れます。発疹の程度が軽かった場合、手指の末端だけ剥けるケースもあります。川崎病の症状と類似しています。
治療法にはペニシリン系の抗生物質が用いられます。十分な服用期間を経て、軽症で完治する病気とされています。十分に完治しないで、リウマチ熱、リンパ節炎、急性糸球体腎炎、乳様突起炎などを合併するケースもあるので要注意です。