薬物療法(アスピリン、免疫グロブリン)

アスピリンには、血液が血管内で凝固する作用を防ぐ働きがあります。おもに心筋梗塞や脳梗塞の再発予防に用いられる薬です。アスピリンは、少量で抗血小板薬として作用しますので、血小板の働きを抑え、血液が固まるのを防ぐのです。そこで血栓による心筋梗塞や脳梗塞への効果に期待されるのですが、血管障害を伴う川崎病にも適応していると考えられています。


川崎病では、急性期においては、高容量アスピリンの投与を行い、抗炎症作用で血管や心筋の炎症を抑えます。回復期においては、発症後2~3ヵ月間低用量アスピリンを投与し、抗血小板作用で血栓を抑制します。アスピリンは、アスピリン喘息、消化性潰瘍、出血傾向にある人は投与を避けなければなりません。


血中の免疫グロブリンは、病原体に対する抗体を持っており、免疫を強化する働きがあります。この抗体は血清タンパク中γグロブリン分画に含まれ、これを濾過や遠心分離などにより分離精製し、免疫グロブリン製剤として感染症の予防や治療に用いられています。

川崎病に保険適用される免疫グロブリン製剤は、乾燥スルホ化人免疫グロブリン製剤、乾燥ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン製剤、ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン製剤などがあります。川崎病と診断されたら、通常、血液製剤である免疫グロブリンが点滴投与されます。

免疫グロブリンは川崎病に効果があるとされ、アスピリンも併用して服用されるようです。

TOPPAGE  TOP 
RSS2.0